「青い天空に浮かぶ月を見ていた」
蚊取り線香を焚いて本を読んでいた 外の椅子に座り、屋根のひさしと、 勢いよく茂る金木犀の葉の間からみえる空を、 ふと見上げてみた 雲が流れている 低い所を流れる雲は早く流れていく そのもう少し高い所を流れていく雲は ずっとゆっくりと流れていくように見える 心のなかと同じだなぁ 低いところの雲は、表面に現れ捉...
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蚊取り線香を焚いて本を読んでいた 外の椅子に座り、屋根のひさしと、 勢いよく茂る金木犀の葉の間からみえる空を、 ふと見上げてみた 雲が流れている 低い所を流れる雲は早く流れていく そのもう少し高い所を流れていく雲は ずっとゆっくりと流れていくように見える 心のなかと同じだなぁ 低いところの雲は、表面に現れ捉...
いつもではない、ごくたまに作品のイメージがわいてくることがあります。 2015年の11月初旬のこと、伊邪那岐大神印に縁飾りをつけたデザインがふいに頭の片隅に浮かんできました。いつもはグラス底面に彫る伊邪那岐大神印を、縁飾りを付けて側面に彫ることにしました。 紙の上のデザインでは、なかなかカッコいいんじゃない...
あれはいつだったか、記憶があいまいなのですが、ある日何気なくつけたTVに、どこかの劇場の舞台が映っていました。一人のバレリーナが今、まさに舞台の袖から中央に躍り出ようとする瞬間でした。 彼女が舞台に足を踏み出すと、何もない板張りの舞台に波紋が起きました。予想外のことに驚いて、身を乗り出して凝視している私の視...
神代文字を研究しておられる方はたくさんいらっしゃいますが、その中で、理論ではなくご自分の肌身でアヒルクサ文字を体感しておられる方を見つけました。その方は「安藤妍雪先生」という書道家の方です。すでに書籍として多くの方々に影響を与えておられる安藤妍雪先生の著書『すべての命は元ひとう』からアヒルクサ文字に関しての...
帰りが遅くなった夏の夜のこと、タクシーで帰ろうと駅のタクシー乗り場で並んでいました。 私の前に立っていた若い女性の様子がおかしい。 苦しそうに目を閉じて、息も荒い前後に身体が揺れています。 これは、危ないと思って「大丈夫ですか?」と声をかけたら、大きく揺れて、ついに崩れてしまいました。 彼女をとっさに抱きと...